1999 NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(第21回)-1

99/12/03-12/05/at Nagoya Rainbow Ice Arena

テレビでなら第一回から観ているNHK杯ですが、実は生観戦は初めて。
そんなドキドキで向かった名古屋での思いを徒然に綴ってみました。

時間がたつと余計思い入れが片寄ってしまい。。。ほとんど武史くんonlyで書いてます(^^;んで、そのへんもご了承くださいませ。

12/03

東京-名古屋間はのぞみで約1時間半。
新潟方面へ帰郷するのとそんな変わらない時間にちょっと驚く。速い速い。
(ごめんなさい、西方面への距離感が全然無いのです^^;)

名古屋駅で待ち合わせ、荷物をロッカーに突っ込み、腹ごしらえなどしたあとで会場へ。
会場では、いっぱい「はじめまして」の御挨拶。netってすごいなぁ~、と改めて思う。。。

この日はアリーナ最前列、ジャッジとは反対側。kiss & cryのすぐ側だけれど、完全に死角(残念)、氷が近くて目が痛い。
だけれど、選手が目の前を通ると、ひゅうっと風を感じる。間近で見る演技は、凄い迫力!

ショートプログラム、6分間の練習中は、まさかあんなことになるとは正直、まったく思っていなかった。
「おお、なんて顔になったんだろう!!(いい意味でね)」。
「すごいすごい、変わった変わった」なんてことを言い合いながら、本番を待つ。もう背筋がぞくぞく。

コーチのところへ戻る回数が多いな、とふと気になったのだけれど。。。
本番直前、ダグコーチとしっかり片手を握り合い、気合いを入れ合う。
気掛かりは4回転だけど、お願い、成功させて。。。

曲が始まって数十秒、きれいな手と身体の線、短い助走からふっと高く浮き上がる。

!!!
思わすあげる悲鳴。会場全体がぐらっと揺れた感じ。
目の前で起きていることは、でも、間違い無く現実。
両手を握り締めて、ただ目で追うしかできない。
結果は、数字は・・・仕方ない、ジャンプ全部落としちゃ。
3点台があるなんて。。。初めて見たわ。。。

けれども。
ジャンプの失敗以外は、とてもとてもきれいだと思った。
指先までの表情・スケーティングの滑らかさ、そのほかたくさん、去年からもまた比較にならないくらい、成長してるよ、武史くん。

「ジャンプが決まれば、すごくいいよね、あのプログラム!」
会場で会ったみんなと言い合う。ファンの欲目と言うなかれ。だって本当にきれいだったのだから。
こんな音楽も、表現できるようになったのだなあ。。。ある種、深い深い感慨。

競技後、リンクサイドに立っている武史くんのすぐ真脇を通ったのだれど、とても声などかけられません。表情が固い。
でも、ちゃんとファンの子たちにサインしてあげてました。
なんか、そんなところがいい子だ・・・。恐そうだけど(笑)。

その晩はMLのみなさんと、中華料理屋さんで決起大会(!?)。
お酒もほとんど入って無いのに、やたら盛り上がり、まくしたてた夜でした。