2000 NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(第22回)-7
12/04
何となく早起き。
外は雪。昨日よりもかなり激しく。
開催中、酷くなくて良かった。しかし最後の最後にこれかぁ~。
ま、北海道らしくて、それもまたよろしからん。
コートを羽織って下に降りる。新聞新聞。今日は買うんだからねっ。
フロント脇に並べられている新聞、全紙。
昨日買わなかった分、力が入る(?)。
概ね好意的な書き方・・・かな。ほっ。
少々ちくちくするのは致仕方なし(苦笑)。
チェックアウト後、のんびりと雪の中を歩く。
まだまだ冬のとばくち、これからますます寒くなるだろうこの北の街は、だけれどとってもあったかかった。
出会った人たちも。会場も。
名残惜しい。
少し早めにバス停前で並ぶ。
何しろ行きのこともあるし・・・乗れなかったらちょっとまずい。まして雪だし。
フライトは順調のようだ。
定刻より少し遅れてバスが来た。
けっこうもう乗っているなぁ。。。駅前が始発じゃないのね。
荷物を抱えて乗り込まなければならないから(トランクは凍りついちゃうんだそうだ)、車内はかなり窮屈だ。
二人がけの席、既に座っていた女の子にすみません、と言って隣に座らせてもらう。
ん?
…………………………………………………あ?
あれ???????????????????????
何となく同時にお互いの顔を見つめて・・・。ほぼ同時に、口を開いた。
「るんさん?」
「あっ、Aさん?」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんと、顔見知りさんの隣に座っていたのでした。
最初、気付かなかったよ。。。
考えてみれば、限られた便数、同じ行き先、ならば同じ飛行機に乗る確率は高いわけだし、ましてそうなら、空港行きのバスに乗り合わせるのはごくごく自然のことであり。
しかし、お互い来ていることを知らなかったのだから、やっぱりびっくりするってばA(^_^;。
いろいろと話を聞かせてもらう。
各国選手たちは、明け方近くにバスで千歳空港に向かった人が多かったとのこと。
みなさん、お疲れさまでした。来てくれてありがとう。
空港着。
売店を覗き、あにさまへのお土産用に、生ラーメンを買う。
搭乗口近くでぼけなすっとしていると、目の前を横切る、金髪ショートカットの美しい女性。
はっ、まっ、まっまっ、Maria ~!!
なっなんだってここにいるの、札幌に向かったんじゃなかったの!??
車付きのスーツケースを自分でひっぱり、ラフなセーター姿で、周りには関係者らしき人が数名。
声をかけられればにっこり微笑む、その顔がとっても可愛らしい。
そう、可愛いんだよね、彼女は。きれいなんだけど、同時にすっごく可愛い。
スケート選手としての彼女に対しては、ファンでもアンチでもどっちでもないのだけれど、素顔の彼女のこんな可愛さは好きかも。
そして気が付けば、けっこうその、あの、大物さんらが乗ってらっしゃる飛行機であったのでした(汗)。。。
羽田着。
暖か~~い!
いいや暑いよ、東京は(12月に言う台詞じゃないが)。
ターンテーブル前で荷物を待っていると、すぐそばに先のAさんとそのお連れさんが立っていた。そして、彼女等と一緒に並んで立っている人が。
ううん、絶対何処かで会ったことあるぞ(またかい^^;)。
お疲れさまでした~、と、てけてけ近寄って、おそるおそる「あの~」と切り出してみる。
するとあちらも「どっかで・・・」
わ、やっぱり!
1年前のN杯で初めてお会いした、最初の出会いはフィギュアとはまったく別ラインだった方でした。
Aさんたちともお友達だったのねー(誰のファンかを考えたら当然ではあったのだが^^;)。
今回、こんな偶然や再会が実に多い。嬉しいことだわ。
話している脇を、がらがらとケースをひっぱる音が通り過ぎる。
「Maria ~」。
誰かが声をかけて手を振ると、にっこり笑って手を振り返してくれた。う~ん。可愛い(かなり危険^^;)。
わたしも便乗して手を振る(笑)。
これから成田へ向かうのかしら。それもタイヘンだ。
気をつけて帰ってね。
その後、空港内の喫茶店にて、か~~~なり、長いことお喋りに花が咲いた。
一番に応援している選手が違うと、試合に対する見方も観点も意識も違って、凄く新鮮で面白い。楽しかった。
だけど、みんな、選手を愛しているんだなぁ。それは、同じ。
それぞれが、それぞれに、次へ向かって。
武史くんの、(そしてついでにわたしの)次は。
国内での天王山。
全日本選手権。
1週間後は、長野へ。行きます。
さらにその先のために。